失われた3つの杯

残りの2つを握りしめて

私の代わりにAIが話す未来

こんにちは。蓮花(れんか)といいます。

外国語話者とのコミュニケーションって、将来はどんなふうになるのでしょう?

ついにここまで…

『サニー』という映画がAppleTV+で7月から配信されているのですが。

youtu.be

主人公の女性は「日本語が話せないアメリカ人」という設定で、英語が話せない日本人との会話の際に、特殊なイヤホンを使って、相手と会話をしていたのです。特に詳しい描写は無かったですが、恐らく「相手の言葉を瞬時に自分の母語に変換するAIを搭載したイヤホン」なのでしょう。

あぁ…とうとう時代はここまできたか、と。海を渡ってアメリカに行くには何か月もの航海をしなければならなかったのが、飛行機によって十数時間の移動時間で済むようになったように。能力によって差はあれど、それでもある程度の期間を言語の習得にかけなければならなかった時代が終わりを告げるのか、と。

昨今のAIの発展ぶりを見ると、あのイヤホンは5年…いや3年後には実用化されていることでしょう。今まで全く英語が話せなかった人が、十数時間のフライトの後、アメリカの会社とのミーティングでスラスラと自社の製品を紹介する。そういう時代がもうすぐそこまで来ているのです。

今まで英語学習にかけた時間を

↑返して欲しい…とは言いません。件のイヤホンが発売される運びとなったら、発表と同時に予約します。速攻で買います。どうせ今だって大した英語力ではないのです。割と長い期間英語圏に住んでいるにも関わらず。(よく誤解されることですが…外国に住んでる”だけ”ではその国の言葉は話せません。留学生で毎日何時間も勉強する身の上ならともかく、家族の仕事に帯同している専業主婦だったら何をかいわんや)

既に英語が話せる人も

イヤホンを買うだろうなぁ…と思います。だって楽だもの。今まで「多言語を正しく話すこと」に割いていた脳のリソースを、他の事に使えるのですから。本来の仕事の効率が爆上がりすることでしょう。

でも…ちょっと虚しいかな?これは語学の習得に限ったことではないと思います。今まで手動でやっていたことが、テクノロジーの進歩により機械がやってくれるようになる。便利ですし文明の発展というのは人類にとって喜ばしいことです。

何も勉強したことのない人が、最先端テクノロジーを使ってスムーズにコミュニケーションをしている。無駄に時間だけかけた割に大した語学力はつかず、同じテクノロジーのお世話になってコミュニケーションに支障はなくなっている。実に喜ばしい。うん…でも、長年の使用でめくれ上がった単語帳の表紙とかを眺めると…ちょっと寂しい…かな。

そうか、だからか

だからTOEICとか英検があるのかも。まぁ創設の本来の目的は「AIのお世話にならなくても英語話せるんです私」の証明ではないのですが。TOEICも英検も点数や級によってレベルが一目瞭然ですし。これからは真の意味での「本当の英語力」の証明になっていくのかもしれません。

英語の勉強に行き詰まりを感じていた私の、ちょっとした妄想です。(…まぁ実現するでしょうけど)行き詰まりを感じているのは本当なので、試しにTOEICの為の勉強をしてみようかな、などと思う今日この頃。真っ暗な夜の中を手探りで進むような状態よりは「スコア」というマイルストーンが可視化できる勉強のほうが、精神衛生上も良さそうな気がします。

皆さんの語学学習の目標は何ですか?
コメント欄で教えて下さると嬉しいです。

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それではまたね‥蓮花(れんか)