こんにちは。蓮花(れんか)です。
以前、旅行から帰ってきたら、庭が大変なことになっていました。
それは2021年のこと
アメリカの南の方では、夏になるとサンダーストームという現象が起きます。強風が吹き、雷が発生し、乾燥した地域だと砂塵も巻き上がります。州政府がサンダーストーム発生の予兆を捉えると、住民のスマホにアラートが来ます。危険だから外に出るな、と。
その時期に、夏の旅行に出かけました。もちろんサンダーストームに備えて、多肉植物を置いていた棚はガッチガチに固定しておきました。鉢も倒れないようにしており、準備は万端だったのです。そう、強い風に対しては、ね。
留守にしたのは確か、3~4泊ほどだったと思います。その間に旅先の私のスマホに「サンダーストームが来るよ」というアラートが送られました。でもその時、アラートの文章の中に初めてのワードを発見しました。「え?雨も降るの?」
当地の夏の気温
サンダーストームが起こる季節の最高気温は、40℃を超えています。気温がそれだけなら鉢の中はもっと暑い…いや熱い。プラス雨、だと?
なぜ雨の一言に驚くかというと、水遣りを旅行に出かける前の週に済ませておいたからです。そうすれば、帰宅してすぐ水遣りというような慌ただしさもなく、のんびりできると。
いやいやいや…とはいえアメリカ山岳地帯の雨なんて、たかが知れてる。強風への備えはしてあるから、まぁ大丈夫でしょう。その時は気楽にそんなことを思っていました。
ところがガッツリ降った
タニラーさんなら想像できますよね?水遣りしてから1週間しか経ってない鉢にガッツリ雨が降って、その後の気温が40℃超えたら、鉢の中の多肉にどんなことが起こるかを。
真っ黒になってましたよ、葉が。生長点も含めて。っていうか葉が落ちてました。ほぼ全ての鉢で。
ジュレの原因
夏の多肉の葉がジュレて黒くなるのは、以下のような原因が考えられます。
- 鉢の中の水分が多すぎて根腐れが起きた
- 蒸れによって株の体力が落ちた
- カビや菌が繁殖した
- 病気や害虫にやられた
全部、でしょう。全ての原因が「大雨+高温」の条件に当てはまります。雨に伴う強風が、いつもの環境にはいない菌や虫を運んでくるかもしれません。それが原因で病気になったかもしれません。私は何重もの苦労を、かわいい多肉たちに与えてしまったのです。
当時の現場の写真はありません。そんな余裕はありませんでした。後学の為に記録しておけばよかったとも思いますが。その時は辛くてそんな気にはなれませんでした。そしてその後は多肉植物から遠ざかっていました。
命の神秘
それから1年近く経ったある日のこと。庭の掃除をしていたら、ふとこんな状態の株を見つけました。
あの時に強風で投げ出されたガステリアフロウです。
白い新しい根は、水に漬けておいたら生えてきたものです。1年以上庭の片隅に放置されていたにも関わらず、古い根だけでもなんとか緑色を保って生きていてくたのです。
そしてムティカの姿も。
風対策はばっちりだったはずですが、見事に吹き飛ばされていましたね…
ガステリアフロウとムティカという、サンダーストームによる「多肉一家惨〇事件」からの生き残りを発見して、再び多肉熱が再燃しました。そして同じ轍を踏まない為に「夏は室内栽培」というウルトラCを編み出し、今に至ります。
結論;多肉植物は強い
確かに暑さに弱い、湿度に弱い、寒さに弱い…品種によって気を付けなければならないお世話のポイントはあります。でも、なんだかんだ言って「多肉は強い」。それを痛感した2021年の夏でした。
皆さんのおうちの多肉植物は、ジュレたことありますか?
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それではまたね‥蓮花(れんか)